Ikebana 

​2019

多摩美術大学 美術学部 生産デザイン学科

テキスタイルデザイン専攻 卒業制作

art direction : No,44

​wear : No,44

model : sugimori saya

hairmake : shiori suzuki

若さ、綺麗さ、可愛らしさ。

「美しい」を表現する言葉はこの世の中に溢れかえっている。

 

「美しい」という言葉を向けられる対象物が果たして皆、

一致しているのだろうか?

“美しくなければならない”そう思わされるような

ビジュアルについての広告やそれを重んじる現代の文化に

私は疲弊してしまった。

 

現代の日本では「美しい」という定義の固定により少なからず、

消費されてしまうヒト・モノが生まれてしまう。

「美しい」という観念が固定されてしまうことにより

「美しいとされる対象物」に対しての“搾取”が発生するということに

違和感と憤りを覚え作品を制作。

 

花が咲く頃に切り取られ人為的に構成される「生け花」と

若さという価値を切り取られる「少女」という概念に

“価値の消費”という共通性を見出し、

「美しい」という定義が固定された現代人の観念をあえて

“ビジュアル”を強調して表現した。

 

今を生きる少女達に、

自分という素晴らしい存在を大切にしてほしいと祈りを込めて。